インテリア弥仙(みせん)のホームページをご覧くださり、誠にありがとうございます。
私は成蹊大学経済学部を卒業後、三越に入社しました。三越での20年間は外商部を志願し、インテリア家具の新規開拓営業と家具リースを企業内個人営業として確立しました。外商部は売り込み商品制限がない代わりに、自身も、より売上成果を即時に要求され、ある口コミで顧客の数が爆発するまでは肩身の狭い日々でした。当初、三越が本来持っていた器、個の自主性を重んじる度量のある放任主義が私自身を育ててくれたと言っても過言ではありません。
30代に入り、それまでの人生、何事にも全身全霊で打ち込んできました。やっと仕事においても、男たるものこれぞという確固たる武器を身に付けなくば、ただの御用聞きの凡人営業で一生終わってしまうという危機感を持てた事は幸せでした。
それは、よく考えると念願の外商部で外資企業の新規開拓営業をいきなり経験し、訪問するうちに顧客から厳しい同業者間の比較にさらされ、社名のブランドが世界基準の常識ではいかに非力であるかを嫌という程、思い知らされ、子供のおつかいという実感で打ちのめされたからです。たまたま、あの偉大な剣豪 宮本武蔵の生き様にも強烈な刺激を受け、1年間は私事を捨て、私も厳しい修行の道を選ぶ覚悟ができました。
とりあえず、少なくとも己にはネイティブイングリッシュの端くれが体に染み込んでいて、これを外資の企業回りをしている中で生かすしかないとかって時代も良かったあの90年代のニューヨークウォール街が栄えた時期に日本に稼ぎにやって来る黒船軍団と、その外国人役員方の日本での住居の家具をお世話して喜んでもらえたら素晴らしいのではないかと狙いをさだめました。
お客様の限られた時間内で、彼らのこだわりの家具を瞬時に手探りで見つけながらあらゆる都内
ショールームにアテンドし、妥協なしのベストの好みにたどり着くまで、一緒に汗をかく毎日でした。まさしく、お客様による生きた教科書の教えの積み重ねが、私自身の血となり肉となり、インテリアの感性を未知の私の身に与えてもらった事に感謝でした。
気がつくと感動と喜びをお客様と共に分かち合う多忙の毎日が訪れました。来日直前のアメリカウォール街の見ず知らずの証券マンから口コミで次々と携帯電話に入る家具の問い合わせに嬉しい悲鳴の連続でした。
世界の国々から訪れるお客様には不馴れな日本でスムーズに安心して生活して頂きたいとの強い思いがありました。それは私自身が小、中時代を見ず知らずのアメリカで過ごした際、当初言葉の壁で子供心、恐怖のさなかに、ロスの現地の方々に親切にして頂いた事があったからです。
私のアメリカ生活を快適にさせてもらい、日本とは違うスケール感にショックと偉大なアメリカンドリームを実感できるような不思議な魅力と衝撃を体に感じ、生まれ変わったような多大なる影響を後にずっと与えてもらいました。4年後に帰国し、日本の高校に復帰しても、その染み着いた感覚が日本の学生生活、社会人になっても自然と生かされ、融合したり衝突したりですが、それでも結局、自分は日本人で良かったと今思う次第です。
どちらも良さがあるわけで、一つ言えるのは、この仕事は私にとっての天職であり、宿命といえるのではないでしょうか。更には、三越には元々は他の百貨店にはない世界の文化、お客様を歓迎する土壌、懐の深さ、優雅さがあり、日本橋本店の造りにもそれが出ていると思います。
あらゆる生活用品を扱う百貨店、かつグローバルな三越で私が世界のVIPに限らず、様々なお客様を相手にインテリアの仕事を立ち上げ、継続的に20年間、退職するまで携われたのは、宿命というより、ごく自然の成り行きだったかと思われます。
いずれにしましても、1990年代、私の三越 外商部でのインテリアの立ち上げの成功と約20年間の新規顧客開拓一筋で売上実績の継続ができた事は、男冥利、仕事冥利ですし、口コミでご紹介頂いた外国人のお客様方には感謝するのみです。
幸せな事に、家具の仕事の毎回毎回が素晴らしいお客様との出会いであり、お客様自身が私にとっては仕事と生活の教科書。それは彼らが幼少の頃から自らの生活用品を自分の目で選ぶこだわりの目線としつけが自然と身についているからです。
その結果、一般住居、家具付マンション、大使館公邸、別荘、ホテル、レストラン、カフェ、オフィス、会議室、病院など幅広い分野で、インテリア家具と電化製品の販売と家具リースの経験と実績を積み上げる事ができました。そして、お客様との出会いは、私にとって多くの素晴らしい宝となり、かけがえのない財産となりました。
そして、もっと、皆様に満足して頂きたい…。
もっと、こだわりをお届けしたい…。
皆様が本当に納得できるお値段で…。
皆様が本当に納得できるインテリア家具を…。
三越にてインテリア家具の販売が順調に進む一方で、その想いは徐々に大きくなり、揺るぎない私の決意になりました。
そして、2012年1月、満を持してインテリア弥仙(みせん)を開業する運びとなりました。インテリア弥仙のこだわり…。それは、皆様の『快適な生活を支える家具選び』へのこだわりと、皆様の『ご予算に見合った最適なインテリアをご提供すること』へのこだわりです。このインテリア弥仙のこだわりは、私の決意そのものです。そこに、妥協は存在いたしません。
『納得の家具』を、『納得のお値段』で…。
インテリア弥仙は、皆様の願いを叶えます。
皆様からのご質問、お問い合わせをお待ち申し上げます。
私事になりますが、休日のこだわりは、